Amazonプライムで無料で観られる!!映画レビュー 〜『ビューティフル・マインド』(ネタバレあり)〜
こんにちは、探々人です。
本日は、Amazonプライムで映画を観ましたので、
備忘録を兼ねてレビューさせていただきます。
あんな映画やこんな映画が年会費3,900円(月換算325円)で観られるなんて、
本当に便利な時代ですよねー
今回の映画はこちら。
( 原題: A Beautiful Mind )
完全に探々人独断と偏見と好みですが、
個人的な評価は、
総評:★★★★☆ (★が1点)
一言:鑑賞後、勇気がもらえるで賞
超有名な映画ながら、これまで観たことがなく、
今回初観賞となります。
映画通な方なら、
「今更かい!!」って感じのツッコミ来るかと思いますが、
やっとこさ観ることができました。
作品情報
作品情報はこちらの通り。
公開:2001年(アメリカ)
監督:ロン・ハワード
主演:ラッセル・クロウ
時間:135分
映画の紹介文はこんな感じ。
全世界から絶賛された2001年度最高傑作!! 2001年度アカデミー賞R主要4部門を受賞した『ビューティフル・マインド』。監督のロン・ハワード(『アポロ13』『身代金』)は監督賞を獲得し、彼と長くパートナーを組んできた製作のブライアン・グレイザーとともに見事作品賞も受賞した。
(Amazonプライムより)
2001年(17年前)のアカデミー賞の主要4部門を受賞
という、かなり高評価を得たとのこと。
煽り文句にも「最高傑作!!」など、かなり熱が入った表現もあり、
がぜん期待値も高まります!
映画の内容紹介
そして、映画の内容はざっくりとこんな感じ。
1947年。ジョン・ナッシュはプリンストン大学院の数学科に入学する。彼は「この世の全てを支配できる理論を見つけ出したい」という願いを果たすため、一人研究に没頭していくのだった。そんな彼の研究はついに実を結び、「ゲーム理論」という画期的な理論を発見する。
やがて、その類いまれな頭脳を認められたジョンは、MITのウィーラー研究所と言われる軍事施設に採用され、愛する女性アリシアと結婚する。政府組織は敵国であるロシアの通信暗号解読を彼に強要し、その極秘任務の重圧に彼の精神は次第に追い詰められていく。
(Wikipedeaより)
理論の内容はわかりませんが、名前は聞いたことがあった
「ゲーム理論」を発見したのが数学者のジョン・ナッシュという方で、
その伝記的な内容が本映画となるわけです!!
ちなみに、ゲーム理論はこんな内容とのこと。
ゲーム理論(ゲームりろん、英: game theory)とは、社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問である[2][3][† 1]。数学者ジョン・フォン・ノイマンと経済学者オスカー・モルゲンシュテルンの共著書『ゲームの理論と経済行動』(1944年) によって誕生した[† 2] [† 3]。元来は主流派経済学(新古典派経済学)への批判を目的として生まれた理論であったが[22]、1980年代の「ゲーム理論による経済学の静かな革命」を経て、現代では経済学の中心的役割を担うようになった[23][24]。
(Wikipedeaより)
この理論の代表例に「囚人のジレンマ」があります。
2人で捕まって、別々の部屋に入れられた時に、
自白「する」・「しない」ってやつですね。
あまりわかっていないため、大変ふわっとした今年か書けず。。
ちゃんと勉強します。。
とにかく、現在でも実社会の中でガンガン使われている、
人類にとって超有用な理論を発見した、
天才数学者の生涯にスポットを当てた作品になります。
映画の感想(ネタバレあり)
この映画を観終わって感じたことは大きく3点。
① 統合失調症って、マジで辛い!!
物語の中盤以降で、紹介文にある「極秘任務」というのが、
実は主人公の妄想であることが明らかになります。
前半はこの「極秘任務」生活(アクションシーンもあり)が物語の中心であるため、
妄想とわかった瞬間に一気に物語の方向性が180度話の方向が変わります。
かなりの衝撃ポイントですね。
主人公の半生の親友も実は妄想だったというのが、さらに追い打ちの驚きですが。。
たしかに、思い返してみると、他の誰ともコミュニケートしてないんだよなぁ。。
そこから先は、統合失調症の治療をしつつの生活がつづくのですが、
観ていてこれがとにかく辛い!!
電気ショックのような過酷な治療をし、なんとか退院しても、ずーっと投薬が必要。
薬の作用で頭の回転も鈍くなってしまい、思うように数的な思考ができない日々。
そして、薬を飲まないと、すぐにまた幻覚が見えてしまい、症状が逆戻りに。。
「見えて」しまっている以上は、当人にとっては、
それが現実の人なのか幻覚なのかも、まったく判断がつかないんですね。
すぐに親友や諜報員の幻覚がやってきて、言いたい放題言ってくるのです。。
これは本当に辛いですよね。。
という感じで、もちろん症状の程度に差はあると思いますが、
映画を通して、統合失調症の苦悩の凄まじさを疑似体験します。
デリケートな問題ですが、だこらこそ、
恥ずかしながらこれまで病名しか知らなかったことを、
ほんの少しでも知れたこと、
非常に大きかったと感じています。
②ラッセル・クロウの演技力半端ない!!
これは、統合失調症という難しい役柄に説得力を持たせる意味で、
この映画ではマストな演技なわけですが、
ラッセル・クロウの演技すごすぎ!
凄まじいって言葉が合うような演技でした。
彼の演技あってこその、この映画っていうのは間違いないです!
③ 夫婦関係って、綺麗事じゃない!!
けど、つづけた先に見えるものもある!!
これは、ひとえに症状に悩む主人公を生涯支えつづけた妻のアリシアの凄さです。
症状のために働けない主人公に替わって働き、
心体のコミュニケーションが不十分なまま夫婦生活を送り、
幻覚による暴力などの危険な状況で主人公を支え抜く。
観ていて何度も心が苦しくなりました。
主人公から別れの選択肢を示されても
夫婦として支えつづけることを覚悟するシーンは、
うまく言葉にできないのですが、愛を超えた人間の凄まじさを感じます。
そんな生活があったからこそ、
最後に主人公はノーベル経済学賞を受け取ることができたのです。
アリシアにとって地獄のような日々だったのは間違いないですが、
たどり着いた2人の最後の関係は、
月並みですが、「幸せな夫婦」だったんじゃないかなーと思うのです。
当たり前のことかも知れないですが、
余裕のない生活を送っていると忘れがちなことを再認識させてくれて、
勇気をくれる映画でした。
とまあ感想はこんな感じですが、
それにしても、映画の感想を書くのって、本当に難しいですね。。
どれだけこの映画の良さが伝わっていますでしょうか。。
映画レビューブログ多いですが、ブロガーのみなさんすごいですね。
心にささった言葉たち
最後に、探々人の心にささった言葉を個人的に忘れないように載っけておきます。
完全に同じ文言ではなく、ざっくりそんな内容だった的なメモレベルですが。。
特に解説も載せません。
気になったものがあれば、作中で探してみてください。
最良の結果は、全員が自分とグループ全体の利益を求めると得られる
この世にたしかなものはない。それだけはたしかだ。
宇宙の大きさは無限。それを完全に証明したものはないが、
データが示しているから信じている。愛もそれと同じだ。
以上が『ビューティフル・マインド』のレビューになります。
ご興味を持っていただけましたら、
是非観てみていただけると幸いです。
ここまでお付き合いいただき、
ありがとうございました。
それでは、また。